こんにちは!初心者向けフットサルブロガーのポポです。個人参加型フットサルや草サッカーに週2回くらい通いつつ、当メディアを運営しています。
今回は「フットサルのルール」について、初心者向けに分かりやすく解説していきます。
- 「フットサルを始めてみたいけど、ルールが分からない」
- 「周りに迷惑をかけたくないから、最低限のルールは知っておきたい」
- 「サッカーのルールは何となく分かるけど……」
上記のような方々の参考になれば幸いです。もちろん情報は網羅していますので、フットサル経験者の方にとっても有意義なページになっていると思います。
【初心者用】フットサルの基本的なルール
それでは、フットサルの基本的なルールから解説していきます。
初心者の方は、まずは基本的なルールだけ頭に入れておけばOKだよ!
✓勝敗の決まり方
ボールを脚で蹴り、相手ゴールに入れると1点です。
試合終了時点で、得点数の多い方のチームが「勝ち」となります。
✓人数
フットサルは5対5で行うスポーツです。
つまり、1チーム5人。フィールドプレーヤーが4人でゴールキーパーが1人です。
✓コートの大きさ
実は、フットサルコートの大きさは一定ではありません。
- 縦:25~42m
- 横:15~25m
上記の範囲内であれば、フットサルコートとして認められます。目安として「縦40m×横20m」くらいだと覚えておきましょう。
なお、ゴールの大きさは以下の通りです。
- 高さ:2m
- 横:3m
✓ボールの大きさ
フットサルでは、4号球のローバウンドボールを使用します。
一般的なサッカーボール(5号球)よりも一回り小さく、バウンドしにくいという特徴を持っています。
✓服装や道具
フットサルでは、基本的に「運動に適した服」であれば何でもOKです。例えば、ジーパンやスーツはNGですが、ジャージなら問題ありません。
また、以下のような道具が必要です。
- フットサルシューズ(屋内用or屋外用)
- ソックス
- すねあて
サッカーのスパイクを履くことは禁止されているよ!
✓試合時間
公式ルールでは、20分ハーフのプレーイングタイム形式で試合が行われます。
ただし、前半20分+後半20分で試合をするのは、プロ選手を含めた上級者のみの話です。私たちが参加するようなローカル大会では、1試合8分~15分くらいが相場だと考えてください。
【脱初心者用】フットサルの専門的なルール
初心者の場合、上記のルールが頭に入っていれば十分です。心配することなくフットサルに参加してみてください。
しかし、フットサルにはまだまだ専門的なルールが多く存在します。そこで以下では、フットサルの専門的なルールについて、それぞれ簡潔に紹介していきます。
- もうちょっと詳しくフットサルについて知りたい
- 細かいルールを覚えて、試合に活かしたい
- 脱初心者を目指したい
上記のような方は、ぜひ参考にしてください。
キックオフ
フットサルでは、キックオフの笛と同時に試合が始まります。
具体的に言うと、以下のタイミングでキックオフが行われます。
- 前半開始のタイミング
- 後半開始のタイミング
- 得点後
- 延長戦開始のタイミング
なお、キックオフでは、ボールを前方に動かさなければならないので注意しましょう。
試合開始の笛と同時に、ボールをちょこんと前に出してからプレーを始めるよ!
交代
フットサルでは、交代は自由に行うことができます。つまり、いつでも交代可能であり、何回でも交代可能です。
また、一度ベンチに下がった選手でも再び試合に出られるので、覚えておきましょう。
交代要員の数に関しては、以下のような制限があります。
- 公式ルールの場合、交代要員は最大9人まで
- 国際Aマッチの場合、交代要員は最大10人まで
なお、交代を行う際は、ベンチの前にある「交代ゾーン」から行ってください。ピッチ内の選手が完全にピッチ外に出てから、交代出場選手がピッチ内に入ります。
タイムアウト
フットサルには「タイムアウト」という制度が存在します。
各チーム、前半1回・後半1回、1分間のタイムアウトを取ることができます。ただし、タイムアウトを取れるのは、以下の2つの条件を満たした場合のみです。
- ボールが切れたタイミング(ボールがタッチラインから出たタイミング)である
- 次のプレーがマイボールで始まる
初心者・中級者が参加するような一般大会では、タイムアウトルールが無いケースも多いよ!
アウトオブプレー
アウトオブプレーとは、プレーが止まっている状態のこと。つまり、審判が笛を吹いて、プレーを一時停止させたタイミングのことです。アウトオブプレー状態の時は、選手はプレーを行うことができません。
反対に、プレーが止まっていない状態のことをインプレーと呼びます。覚えておきましょう。
フットサルでは、以下の場合にアウトオブプレーとなります。
- ボールがゴールラインまたはタッチラインを完全に越えた
- 審判がプレーを止めた
- ボールが天井に触れた
上記の場合以外は、すべてインプレーになります。
ボールがゴールラインまたはタッチラインを“完全に”越えないと、アウトオブプレーにはならないよ!
ボールが少しでもライン上にかかっていれば、プレーは止まらないので、十分に注意しよう!
キックイン
上述の通り、ボールがタッチラインを完全に出たらアウトオブプレーになります。フットサルでは、プレーを再開する時には「キックイン」を行います。
タッチライン上にボールを置き、足でキックして味方にパスを出します。この際、軸足(キックしない方の足)がピッチ内に入ってしまっていると、相手ボールになります。初心者にありがちなミスなので、注意してください。
サッカーの場合はスローインだね!間違わないようにしよう!
オフサイド
ある程度サッカーに慣れている人であれば、オフサイドとは何か知っていると思います。もちろん、サッカー未経験者で、「オフサイドって何?聞いたことはあるんだけど…」という方も多いでしょう。
安心してください。フットサルではオフサイドはありません。そのため、オフサイドについて詳しく知る必要もありません。
「一応オフサイドについて頭に入れておきたい」という方は、ウィキペディアを参考にしてみて!
オフサイドについて(出典:Wikipedia)
ファウル
フットサルでは、以下に該当する場合、警告(イエローカード)が与えられます。
- 反スポーツ的行為を行う
- 審判に対して異議を唱える
- 競技ルールに何度も違反する
- プレーの再開を故意に遅らせる
- フリーキックやキックインの際に、ボールから5メートル離れない
- 交代ルールに違反する
また、以下に該当する場合は、退場(レッドカード)が与えられます。
- 著しく不正なプレーを行う
- 乱暴な行為を行う
- 唾を吐きかける
- 故意に手を使い、決定的な得点チャンスを阻止する
- ゴールに向かう相手選手の決定的な得点チャンスを阻止する(フリーキック対象になるファウルである場合)
- 不適切な発言をする
- 2回目の警告(イエローカード)を受ける
スポーツマンシップに則ったプレーを心掛けよう!
退場の補充
例えばサッカーの場合、1人が退場してしまうと、残りの10人で試合終了までプレーを続けなければなりません。しかし、フットサルでは、以下の条件のいずれかを満たした場合に限り、退場の補充が認められています。
- 退場から2分が経過した
- 失点した
つまり、1人が退場して4人になってしまっても、2分経過後もしくは失点後には、5人でプレーを再開できるわけです。
ただし、退場した選手本人が試合に再出場することはできません。退場した選手以外の交代要員の中から、選手を補充する形になります。
直接フリーキック
フットサルでは、以下のような反則があった場合、相手チームに直接フリーキックが与えられます。
- ファウルタックル
- キッキング
- プッシング
- 意図的なハンド
- 唾を吐きかける など
フリーキックには「直接フリーキック」と「間接フリーキック」の2種類があるよ!
間接フリーキック
以下のような反則があった場合には、相手チームに間接フリーキックが与えられます。
- ゴールキーパーへのリターンパス(例外あり)
- 4秒ルールに違反する
- オブストラクション(故意に相手の進行を妨害する行為) など
直接フリーキックも間接フリーキックもルールが本当に複雑!
だから初心者や中級者の皆さんは、なんとなく理解する程度でOKだよ!
審判
フットサルの公式戦では、以下の4名で審判団を構成します。
- 主審
- 第2審判(副審)
- 第3審判(副審)
- タイムキーパー
基本的には、主審の判断が最優先されます。そのため、主審と副審のジャッジが異なっていた場合、主審の決定の従うようにしてください。
一方で、私たちが参加するようなローカル大会の場合、審判が4人用意されることはまずないです。1人か2人が一般的でしょう。
GKへのバックパス
ゴールキーパーへのバックパスに関しては、複雑なルールが存在します。
まず、味方が足で蹴ったバックパスを、キーパーが手で取ることは禁止されています。これはサッカーでもフットサルでも同じです。
さらに、フットサルでは、キーパーから味方に出たボールを、キーパーに戻すことができません。ただし、以下のいずれかに該当する場合は、キーパーから味方に送られたボールをキーパーに戻すことが可能になります。
- ボールがハーフウェーライン(ピッチの真ん中の線)を越えた場合
- ボールが相手選手に触れた場合
バックパスの反則を取られると、相手チームの間接フリーキックになってしまいます。十分に注意しましょう。
フットサルでは、ゴールキーパーのことをゴレイロと呼ぶよ!
スライディング
スライディングに関しても細かいルールが存在します。
基本的に、相手選手に向かったスライディングタックルは禁止です。ただし、以下のようなスライディングは認められます。
- シュートを阻止するため、シュートコースをブロックするようなスライディング
- パスカットするためのスライディング
スライディングのファウルを取るかどうかは、審判の判断による部分が大きいです。ゆえに、シュートブロックのためにスライディングしたにもかかわらず、ファウルを取られてしまうケースも多々あります。
安全面を考慮し、「いかなる場合でもスライディング禁止」というローカルルールを採用している大会も多いよ!
5ファウル
フットサル特有のルールとして「5ファウル」というものがあります。
前半後半それぞれでチーム全体でのファウル数をカウントし、ファウル数が5回を超えた際に、反則となります。具体的には、累積6回目以降のファウルを取られると、その都度相手に第2PKが与えられます。
5回目のファウルまでは通常通りだけど、6回目以降は第2PKになってしまうんだ!気を付けよう!
4秒ルール
フットサルでは、試合をスピーディーに進めるため、「4秒ルール」という制度が設けられています。
以下のようなプレーは、4秒以内に行わなければなりません。
- キックイン
- フリーキック
- コーナーキック
- ゴールクリアランス
例えば、キックインを行う際に、審判は指を使って4秒をカウントします。4秒以内にキックインが行われなかった場合、相手ボールのキックインになってしまいます。初心者にありがちなミスなので、十分に注意しましょう。
ゴールクリアランス
ゴールクリアランスとは、ゴールキーパーがボールを投げてプレーを再開すること。サッカーにおけるゴールキックに相当します。
※フットサルではゴールキックはありませんので注意してください。手で投げてスタートします。
インプレー中(シュートをキャッチした後など)であれば、手で投げても足で蹴ってもOKだよ!
初心者が特に注意しておきたいルールは?
フットサルの専門的なルールについて、簡単に説明してきました。
繰り返しになりますが、初心者のうちは、フットサルのルールについて詳しくなる必要はありません。ルールを全然理解していなくても、問題なく大会に出られるので、安心してください。
ただし、注意しておくべきルールも存在します。初心者の皆さんが特に注意しておきたいルールは、以下の3つです。
- キックイン
- 4秒ルール
- スライディング
フットサルでは、スローインではなくキックインでプレーを再開します。慣れれば忘れることはありませんが、初めのうちは、間違わないように注意しましょう。
また、キックインを含めフリーキックやコーナーキックなどは、4秒以内に行わなければなりません。忘れないようにしてください。
最後に、スライディングです。サッカーもフットサルも未経験の方であれば問題ないと思いますが、サッカー経験が少しある方の場合、相手に向かってスライディングをしてしまう傾向が強いです。ルールをしっかりと確認し、大会の規定に則ってプレーするようにしましょう。
最後まで読んでくれてありがとう!これからもフットサルを楽しもうね!
最後に|フットサルのルール
フットサルのルールについて、初心者向けに分かりやすく解説しました。
もっと細かいルールは存在しますが、初心者・中級者の方であれば、今回紹介したルールだけで十分です。
- 「あのルールについて忘れてしまった!」
- 「基本的なルールをもう一度確認したい!」
そんな時は、ぜひこのページに戻ってきてください!
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